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Message to future psychiatrists 精神科専門医研修先をお探しの先生へ

当院は日本専門医機構の認定する精神科専門研修プログラムの基幹施設です。 統合失調症、気分障害、神経症、発達障害など多岐にわたる精神疾患について、急性期治療から外来治療、 リハビリテーション、社会復帰に至るまで現場で学びます。 ここで精神科医師としての臨床の基礎作りが出来ます。

鈴木 宗幸 福間病院 臨床研修センター長 鈴木 宗幸

2002年名古屋大学卒業。麻生飯塚病院での初期研修、九州大学精神科での後期研修を経て、2010年から福間病院に就職。当初自分が勉強するつもりで来たが、気づいたら研修プログラムを作る側に回っていた。趣味は仕事と家庭と旅行。コロナ禍からPodcast番組にはまっている。推し番組は「COTEN RADIO」「ゆる言語学ラジオ」。

徹底した現場でのトレーニングで、
精神科医としての一歩を踏み出してみませんか?

福間病院の専門研修プログラムのページに目をとめて頂きありがとうございます。2023年4月、日本専門医機構による新専門医制度が発足して6年目の春を迎えました。当院のプログラムは高い臨床能力を備え患者さんの役に立てる精神科医を育てるため、適宜内容を改変しながら運営しています。今年度も新たな専攻医の先生たちを迎え研修が始まっています。以下に研修の特徴を述べます。研修プログラム選びの参考にして下さい。

現場で育てるプログラム
「現場で育てる」が研修のモットーです。スーパー救急病棟を抱え、日夜多くの入院・外来新患が訪れる当院は精神科臨床の最前線であり、活きた経験の宝庫です。ここで1年目から主治医を任され、責任を持って診療にあたります。それが成長への一番の近道です。
急性期入院から始まり、早い時期から外来を担当
昨年度の研修内容から変更を加えています。2022年度は「4つのフィールド(①スーパー救急病棟②外来③療養病棟④デイケア)」で多角的に学ぶプログラムを組みました。しかし予想以上にスーパー救急病棟が忙しく、「急性期の入院治療に集中したい」との声が若手から上ったため年度の途中から④を、今年度から③を削りました。やはり学び始めの数年は急性期や新規のケースにトレーニングを集中した方が良いようです。急性期の入院で主治医としての関わり方、診断、治療、危機介入の基本を学び、早ければ1年目の後半から外来新患を担当します。外来では主治医としての責任、主体性の比重がより大きくなります。
先輩たちがサポート
当院で研修を積んだ指定医・専門医の先生たちが、スーパー救急病棟の病棟医長をしています。専攻医のニーズ、力量に応じて症例を割り当て、バックアップします。困った時は相談に乗ります。また、当院はアドバイザーの先生が豊富です。思春期精神医学の権威であり福岡大学名誉教授である西村良二理事長、UCLA でリバーマンから SST を学び、日本での普及活動に尽力した山本タカタ先生、福岡大学病院から来られている専門性の高い先生方にも専攻医の指導をお願いしています。それぞれの先生方の得意分野を生かし、なるべく現場で指導し、実際のケースから学べるように指導体制を組んでいます。
多職種チームに支えられる
入院はチーム医療で成り立っています。精神科医一人で仕事は出来ません。一つのケースに対して看護師、作業療法士、精神保健福祉士、公認心理師そして薬剤師と、現場で多くのディスカッションを重ね、チームリーダーとしての医師の役割を身に付けていきます。幸いなことに当院の多職種チームは患者さんのことを第一に考え、能力もモチベーションも高いです。何度も助けられますし、学ばされます。
新患外来も一緒に診る、学ぶ
新患外来は更に幅広い、多様な疾患層の患者さんが訪れます。まずは自分一人で診察し、診断と治療計画を考えます。それから指導医と一緒に再度診察を行い、情報の聞き取り方、治療計画のポイント等についてアドバイスをもらいます。これが専攻医にとっては非常に学びになります。その後の再診は自分で行い、困った時は指導医に相談できる体制を整えています。
教えることは学ぶこと
当院は近隣の総合病院から初期臨床研修医を迎え入れています。研修医も病棟チームに加わり、専攻医の先生には教える側に回ってもらいます。自らの症例を研修医にも副担当として割り当て、精神疾患についての講義も受け持ってもらいます。教えることで自らの理解も深まります。
そして連携病院へ
当院でカバーしきれないサブスペシャリティを連携病院で学びます。福岡県はシーリングが加わっているため、県外の施設で1年(連携枠は1.5年)研修を行う必要があります。前半の1.5年~2年は当院で基礎力を身に付け、後半は連携病院に移ります。いずれも魅力的な特徴を備えた病院に連携施設になってもらっています。連携病院での研修で専攻医の先生たちは大きく成長します。2024年度から、県外の連携施設は3つから5つに増える予定です。
資格取得は必須。しかし最終目標ではありません
3年間の研修を終えたら指定医と専門医の取得準備に移ります。なるべくストレートで通って欲しいので、とりわけ症例報告作成の指導は念入りに行います。早ければ5年目の前半で取得できます。資格を取ったら1人前とみなされ、精神科医としての本格的なキャリアが始まります。実はここからがスタートです。良いスタートを切るための基礎力、心構えを専攻医の3年間のうちに学んで欲しいと思っています。なお、近いうちに新設されるであろう精神科救急のサブスペシャリティ資格が、当院で取得出来るように準備を進めています。
まずは見学を。いつでも歓迎します
興味を持たれたら是非見学に来てください。出来れば1日かけてじっくりと研修の様子を見学し、専攻医の先生、指導医から話を聞いた上で当院での研修を選んで頂きたいと思っています。今年度の募集は8月から開始し、11月頃には締め切ります。早めの見学をお勧めします。精神科臨床を志す皆さんの見学、応募を心よりお待ちしています。

福間病院 臨床研修センター長
鈴木 宗幸


鈴木 宗幸 福間病院 臨床研修センター長 鈴木 宗幸

2002年名古屋大学卒業。麻生飯塚病院での初期研修、九州大学精神科での後期研修を経て、2010年から福間病院に就職。当初自分が勉強するつもりで来たが、気づいたら研修プログラムを作る側に回っていた。趣味は仕事と家庭と旅行。コロナ禍からPodcast番組にはまっている。推し番組は「COTEN RADIO」「ゆる言語学ラジオ」。

LETTER FROM THE CENTER DOCTER 臨床研修センターだより

誰も叱ってくれない
世界は遠くない
祝・合格!!!
CADPに参加しましょう
EGUIDE講習を受けてみた ~「実地」と「標準」~
家族相談会を始めます
横浜フェス
関西医大の嶽北先生がECTの講演に来てくださいました!
指定医レポート添削中 (*´Д`)
2022年センター長挨拶はこちら
旅立ち
みんなで精神病理
精神科面接のアドバイスシート
堀先生と山本先生の回診
精神病理学は精神科医の骨格
来年度の専攻医を募集しています!
学会は精神科医にとって「フェス」のようなもの
大隈先生の摂食障害講義
指定医取得!
西園先生追悼
2021年センター長挨拶はこちら
2019年センター長挨拶はこちら

TRAINING FEATURES 福間病院での研修の特徴

幅広い症例の経験と
手厚い指導・教育体制でサポート

当院では数多くの精神科医を指導・教育してきた歴史があり、十分な研修体制を整えております。高名なドクターとの研修機会を様々な形で設けているだけではなく、マンツーマンでの指導を行い個々人に合わせた研修を展開します。もちろん精神保健指定医や精神科専門医といった資格取得のサポートも手厚く行います。毎年大学病院の先生方も出向されてきておりますが、レポート症例は1年あれば間違いなく集まります。
また、精神科救急病棟を有し措置入院といった緊急症例から、総合病院が半径3km圏内に2か所あり、せん妄や身体合併症症例が転院してくるなど様々な症例が経験できます。まさに大学病院と精神科単科病院の良いところどりをしていると言えるでしょう。

Point “学べる・成長”できる環境

少人数制の研修だからマンツーマンの手厚い指導

当院は長年研修病院として研修医を受け入れてきており、研修のノウハウを蓄積しております。各人の希望や能力に応じてマンツーマンの指導体制でしっかりと研修を受けてもらいます。また当院は初期研修医の精神科研修を受け入れ屋根瓦方式を取り入れており、専攻医は初期研修医を教えることでさらに実力をつけてもらいます。

精神保健指定医や精神科専門医などの資格取得をサポート

精神科医として必須の資格である精神保健指定医や精神科専門医は臨床や今後のキャリアプランにおいても重要なため、 確実に取得できるように症例の不足がないか、レポートに不備はないかなどきちんとサポートします。

様々な症例やシチュエーションを経験

当院は定床500床の病院で、急性期から慢性期、外来まで経験することができます。患者を一貫して診ることは精神科医として大きな経験になります。 またサブスペシャリティ研修のために連携施設(大学病院、依存症、児童思春期、認知症、うつ病を専門とする単科精神科病院)で学ぶことも可能です。

経験豊富なスーパーザイザーによる貴重な教育研修

当院では2人のご高名な先生に専攻医の指導に当たってもらっております。少人数制なのでスーパーバイザーと濃密なやりとりができます。また児童思春期や認知症の専門家、精神分析治療ができる上級医など多くの医師から指導を受ける形をとっております。

専攻医修了後の幅広いキャリアプラン

当院には独自の同門会(2021年4月時点で479名)があり、同門会の先生は全国にいらっしゃるため幅広いキャリアプランを提示できます。また毎年同門会を開催しており、交流を持つこともできます。

精神科救急病棟での急性期研修

精神科救急病棟は厳しい基準をクリアして国から認可を受ける必要があります。福岡県には精神科救急病棟を有する専攻医を養成する基幹型病院は当院を含めて2施設しかありません。精神科救急病棟で措置入院や夜間緊急入院といった重症例を経験ししっかりと実力をつけてもらいます。

当院のスーパーバイザー

西村 良二先生

NISHIMURA DOCTOR西村 良二先生

現在、医療法人恵愛会福間病院理事長、福岡大学名誉教授。 九州大学医学部を卒業し、福岡大学精神医学教室教授を務めた。児童思春期領域を専門とし、日本精神神経学会代議員として専門医制度に現在も携わっている。福岡県デイケア研究協議会の名誉会長である。「心理面接のすすめ方」「よくわかる精神医学」など初学者に分かりやすく精神医学を説明する本を執筆し、医師を始めとする医療従事者の臨床教育に力を入れている。
山本 タカタ先生

YAMAMOTO DOCTOR山本 タカタ先生

現在、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)精神科リハビリテーションセンター客員教授。 米カリフォルニア大学デイビス校で医学教育を受け、UCLA神経精神医学研究所にてSSTを中心とする統合失調症のリハビリテーションの臨床と研究に携わる。1995年に福間病院精神科リハビリテーションの指導者として就任。現在では福間病院の他に清明病院、若久病院、井口野間病院、植田病院、蒲池病院、松尾病院でも精神医療従事者のコミュニケーション技能やSST、簡易精神症状評価尺度(BPRS)評価トレーニングを行っている。また国境なき医師団の一員としてスマトラ島沖地震、ハイチ大地震、東日本大震災、フィリピン台風、ネパール大地震、アフガニスタンで母子保健のプロジェクトに参加するなど世界中で活躍をしている。
  • 福間病院 医局
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DOCTOR INTERVIEW 卒業生・研修生インタビュー

浜村 聡志先生 卒業生(現職中)
浜村 聡志先生

久留米大学卒業。現在精神科救急病棟の病棟医長を務め、専攻医の研修も担当しながら 多くの重症者の治療に当たっている。趣味はマリンスポーツ。

病院の雰囲気はとてもおおらかで非常に 働きやすい環境です!
この環境で是非一緒に臨床をやりましょう!

福間病院では初期臨床研修医時に半年ほど、その後、後期臨床研修医として勤務しました。現在は福間病院の救急病棟医長として若手の先生方の指導や病棟運営をはじめとして、院内の委員会の運営などもしています。 福間病院は医学部5年生の時に見学し、この充実した自然溢れる環境で精神医療を学びたいと思い、近隣の総合病院で初期研修を行うことを決めました。初期臨床研修の精神科研修で半年ほど指導していただいた高柴副院長にその後も指導していただきたいと思い、福間病院での後期研修を希望し入職しました。“同じ人間として”という至極当然でありながら、また時として難しい患者様とのコミュニケーションを徹底して指導していただき、さらに継続して精神症状評価の技法を学び、患者様の症状、病態を把握し、そこにある様々な思いや感情を多くの医療者と共有できるように日々臨床に励んでいます。ペーパーを用いた症例検討も行いますが、特に多職種で集まり患者様を中心に、目の前にして対話や診察、治療方針を決定していくスタイルは他にはないとてもユニークなものだと思います。病院の雰囲気はとてもおおらかで、非常に働きやすい環境だと思います。様々なスペシャリティーを持った先生が多く勤務されており、多角的に患者を診る視点が得られると思います。福間病院で一緒に臨床をやりましょう!ぜひ一度見学に来てください!!お待ちしております!!!

浜村 聡志先生
卒業生
柳原 孝章先生

名古屋大学卒業。心臓血管外科から精神科に転科。福間病院での専門医研修を経て亜急性期の病棟医長、若手医師の指導、精神症状評価研究会の立ち上げ等を精力的にこなし、2021年2月に福岡市西区に、ひとやすみこころのクリニックを開業。
https://hitoyasumi-kokoro.com

“どこでも通用する実力とかけがえのない仲間が得られます”

心臓血管外科医だった私を福間病院は快く受け入れて頂き、精神医療の基礎から丁寧に指導して頂きました。福間病院は代々教育に対する熱意にあふれており、とことん学ぶことができます。さらに精神科の救急症例から身体合併症例、児童から認知症と幅広く経験できることも魅力です。外来受診件数も多いことから病院にいながら外来症例を数多く経験でき、継続して担当患者さんの診療にあたれるため病気だけをみるのではなく、一人ひとりの人生を考慮した診療が身につくようになります。そのおかげで私は外来診療の醍醐味に惹かれ、もっと深めていきたいと開業を決意しました。

実際にクリニックで診療してみて、入院レベルの患者さんが初診で突然来院したり、行政機関と連携が必要なケースなど様々な受診がありますが、どれも一通り経験できていたことから、判断に迷うことなく対応ができていると思います。

また福間病院には頼りになる同僚・指導者だけでなく、優秀なスタッフも数多くいます。仲の良い医師とプライベートで交流することはもちろん、他職種とも距離が近く仲良くなれます。そのおかげで質の高いチーム医療を実践できました。知り合うことができたその素晴らしい仲間は今でも私の財産となっており、困った際には相談させてもらっています。

後期研修先を悩まれている先生は、伝統ある福間病院にぜひ一度足を運ばれてみることをお勧めいたします。

大坪 俊介先生 卒業生
大坪 俊介先生

九州大学卒業。趣味は旅行。

困った際は気軽に相談できる環境!
熱意を持った先輩たちと非常に バランスの良い研修を受けられます!

福間病院で3年間の後期臨床研修を終え、その後常勤医として勤務しながら精神保健指定医、精神科専門医を取得し、現在は別の病院で勤務しています。福間病院での研修は主治医として責任をもって診療にあたることができますし、困った時には経験豊富な上級医の先生方に気軽に相談できる良い環境です。患者さんが退院した後の外来も担当させて頂き、精神科において重要な一貫した患者さんとの関わりを持つことができました。症例検討やコミュニケーショントレーニングなど教育の機会も十分あり、より専門的な経験を積むための他施設との連携も取れており、非常にバランスの良い研修を受けることができました。若手の医師も増え、より良い研修となるように定期的に研修制度について話し合う機会もあり、入職後も若手の意見を取り入れてもらえる雰囲気の良い病院です。精神科医としての基礎をしっかり学びたい方には良い病院だと思います。

浦田 脩先生 現在研修中
浦田 脩先生

大分大学卒業。趣味は自転車

臨床をメインに考えている方は
ぜひ見学に来てください!

私は臨床をメインとした研修先を探していました。その中で福間病院を見学した際に、臨床を全面に押し出した現場主義の研修体制と自然に溢れた穏やかな院内環境を目の当たりにし、“ここなら自分の希望に沿っている”と思い、研修先を福間病院に決めました。
研修を通して感じる当院の強みはやはり、現場でのトレーニングとストレスの少ない職場環境だと思います。
現場でのトレーニングを実感する時は、指導医やスーパーバイザーの先生方と実際に患者さんと話しながら、病態把握や治療について検討する時です。一般的にはカンファレンスで症例提示をし、検討することが多いと思いますが、当院では実際に診察した後にカンファレンスをするということが多いです。その場で、ときに患者さんの目の前でフィードバックが受けられるのでよりダイレクトに学ぶことができます。もちろん、症例提示できる機会も多くあり、経験豊富な先生方から貴重なご意見もいただけます。
退院後は引き続き外来担当にもなるので、回復された姿を引き続き見るのは非常に良い経験になり、年単位で関係も保てることは民間病院の強みでもあるのかなと感じます。
自分が無理しないで、勤務できる職場環境もオススメです。自分の気持ちも整っていないと良い対応は難しいです。困った時はフォローして頂ける環境であるので無理なく研修をできていると感じます。
他にもたくさんありますが、言葉だけでは伝えられない事も多いので、興味があればぜひ見学に来てください。福岡県はシーリングが厳しいですが、いざ研修を始めてみると『研修先に何を求めるのか』を優先した方が後悔は少ないのかなと感じます。臨床を中心に研修したい方はぜひ当院へ!!

貫 雅人先生 卒業生
貫 雅人先生

熊本大学卒業。趣味は登山。

明るく活気に満ちた環境と
充実した研修内容です!

現在後期研修医(2年目)として主に急性期病棟で診療にあたっております。初期研修医の頃、進路に悩んでいた私は、偶然当院のホームページを目にし、「とりあえず行ってみるか」と軽い気持ちで見学に訪れました。精神科病院に対し「強制入院、強制治療」という勝手なイメージを持っていましたが、当院を実際に訪れてみると違った光景がありました。現場では、治療の軸として「患者さんとのコミュニケーション」を重視した医療が行われていました。コミュニケーションを通して正確な症状評価を行い、患者さんやご家族、多職種で密に連携を取りながら、患者さんのより良き生活に向けてチーム一丸となって治療にあたるその現場は、明るく活気に満ち溢れていました。現在、様々な先進医療技術が導入され、また次々と新しい医薬品が開発されている現代医療の中、人としての関わりを重視する「人間味溢れる精神医療」を目の当たりにし何とも言えない心地良さを感じました。私はすぐに福間病院で後期研修に励むことを決心しました。当院で働き始めて早くも1年が経ちます。わずか1年でも統合失調症圏や気分障害圏を中心に多くの症例を経験することができます。 教育体制も充実しています。医局の雰囲気は明るく、困ったときはいつでも指導医に相談できますし、症例検討会でベテランの先生方からアドバイスを頂ける機会も多いです。コミュニケーショントレーニングを受ける機会もあります。主治医として診療にあたることはそれなりに責任が伴い、時には難しい症例を担当し悩むことも多々あります。しかし、患者さんが笑顔で退院され、その後も自分の外来で、安定して生活されている姿を見たとき、やりがいを感じると同時に今後の活力にもなります。まだまだ未熟で試行錯誤しながらの毎日ですが、オンオフをつけながら充実した日々を送ることができています。
かつての私と同じように進路に悩まれている方、もしホームページをご覧になって少しでも興味を持って頂けたなら、ぜひ気軽に見学にいらしてください。

宮崎 隆大郎先生 現在研修中
宮﨑 隆大郎先生

徳島大学卒業。趣味はランニング。

豊富な急性期症例と
メリハリのある職場環境!

私は初期研修中、福間病院に1ヶ月間お世話になりました。上級医の先生達と一緒に患者さんのお話を聞いて、患者さんの目の前で症状評価・治療方針の決定が行われた光景を今でも鮮明に覚えています。他職種との連携が活発に行われていたのも印象的で、入院している患者さんの状態を把握し、支援するのは医師だけでは難しいのだと痛感しました。
元々精神科志望だった私は研修をどこで行うか非常に悩んでいましたが、急性期の症例が豊富であること、その中でも統合失調症圏や気分障害圏など内因性の症例がメインであることから、当院への入職を決めました。また、急性期病棟では若手医師がチームで治療に取り組んでおり、他の先生が担当している様々な症例についても学ぶことが出来ます。当院での研修を開始してまだ日が浅いですが、大変ながらも着実に診療スキルが身に付いていくのを実感しています。ぜひ一度見学に来てください!

現在研修中
藤井 慎一先生

奈良県立医科大学卒業。趣味は旅行。

困ったことがあれば皆で相談できるため
無理なく研修ができていると感じます!

福間病院での研修を半年させていただき実感したのは、困った際に経験豊富な上級医の先生方に気軽に相談でき、他職種との距離感が近く意見交換の場が多いため様々な視点から患者さんに介入できるということです。
さらに患者さんが退院した後の外来も担当させていただけるため、急性期から回復期、維持期まで一貫して関わりを持つことができています。研修としても症例検討やコミュニケーショントレーニング、BPRS等教育の機会も数多く、認知症やアルコール依存といったより専門的な症例を積むことができる他施設とも連携しているのでバランス良く研修を受けることができると思います。
さらに若手医師の意見を取り入れるために定期的に会議を開いていただいており、研修やその他の事で困ったことがあれば皆で相談できるため無理なく研修ができていると感じます。興味があれば是非一度見学に来て直接環境を見ていただければ嬉しいです。

現在研修中
寺田 弥佳先生

福岡大学卒業。趣味はアビスパ福岡。

風通しのよい医局で充実した日々を送っています!

専門医研修では臨床をメインに行える病院で学びたいと思い当院の扉を叩きました。 精神科救急も行っており豊富な症例にあたることができ、退院後の外来まで診ることができるため患者さんの回復の過程を見届けられることに大きなやりがいを感じています。医局の雰囲気もよく、困ったことがあれば上級医に相談しやすい環境ですし、経験豊かなスーパーバイザーの先生方から直接講義をしていただけ教育環境も整っています。
また、看護師や精神保健福祉士、作業療法士、心理士など多職種のスタッフと距離が近く連携して治療にあたることができることも当院の特徴の一つだと思います。
院内は自然の多い環境でのびのびと後期研修を行うことができており毎日充実した日々を送っています。市中病院での専門医研修を考えている方ぜひ一度当院に見学に来られてください。

現在研修中
飯田 倫子先生

香川大学卒業。趣味は映画鑑賞。

思っていたよりも若い先生方が多くて
女性医師でも働きやすい職場だと思います!

私は初期研修中、その後の進路を救急科と精神科でかなり迷っていました。 学生の頃は精神科に進みたいなと漠然と思っていましたが、初期研修を経て救急科への興味も持つようになったのです。
「とにかく見学だ」と福岡県内の病院を回る予定でしたが、最初に見学した福間病院で「ここで研修がしたい」と思い、他病院を回ることなく応募しました。
当院の見学で、今までの精神科病院に対するイメージが覆されたことを覚えています。思っていたよりも若い先生方が多く、患者さんとのコミュニケーションを軸に治療介入を行い、和気藹々としていい雰囲気の中研修をされていました。
また、慢性期のみではなく、精神科救急病棟を有し、措置入院といった緊急症例も経験することができるため、ここなら私の希望にあった研修ができると思いました。入職して約半年経ちましたが、主治医として様々な症例を経験できています。
とはいえ、仕事を押しつけられることはなく個人のペースを尊重してくださり、ストレスはとても少ない環境です。女性医師でも働きやすい職場だと思います。少しでも興味のある方は是非、見学へいらしてくださいね!

専攻医の週間スケジュール1例

EDUCATION PROGRAM 教育プログラム

医局集談会(症例検討会)

医局集談会(症例検討会)

週に1回、院内医師が集まって、主に若手精神科医が発表する2症例について治療方針や問題点を話し合います。症例検討する場がしっかりと設けられているため一人で悩むこともなく、また他の先生の症例についても学ぶことができます。症例検討会は他の多くの病院でも行われておりますが、当院の特徴として精神分析医、内科や心療内科をはじめとした様々なスペシャリティを持った先生方が参加するため、力動的視点、身体疾患との関連、薬物療法等、多角的な検討ができる点が挙げられます。毎回多くの意見が飛び交い活発な議論ができます。
BPRS研究会

BPRS研究会

BPRS(Brief Psychiatric Rating Scale)とは簡易精神症状評価尺度のことで、統合失調症の精神症状評価や重症度判定を行います。精神科は検査で診断できる疾患がほぼなく、精神症状の把握(精神科的現症)が精神科医として最も基本的な技能となります。しかし統合失調症では幻覚妄想体験に圧倒され、ラポール(信頼関係)を築くことが難しく、診察すること自体ができないこともあります。さらに幻聴といった体験を否認することが頻繁にみられ、症状をきちんと確認することが初学者では困難を極めます。
そこで当院では月に1回2時間程かけて診察を行い、ラポールを築いた上で精神症状を確認していきます。実際の同意を得た実際の患者で、公開してしっかりと診察しながら評価をしていくことを学べるのはおそらく日本で探しても数少ない病院だと思います。
西村教室

西村教室

西村先生と月に2回抄読会、月に1回症例検討会を行います。抄読会ではただ本を読んでいくわけではなく、読み進めた部分で分からないことを徹底的に討論します。症例検討会では若手精神科医と西村先生と話し合いますが、医局集談会と違い90分と長く少人数で話し合うため、より深い議論が行われます。
日本若手精神科医の会

日本若手精神科医の会

臨床研修センター長が賛助会員であり、研修される先生たちには日本若手精神科医の会(JYPO)への入会を奨励しています。JYPOは若手精神科医の研修会や共同研究など様々な企画を通して、全国の大学病院や各施設の若手の先生たちと知り合いになり、つながりが出来る格好の場です。臨床のみならず、学術的活動や国際交流へと視野が格段に広がります。詳しくはJYPOのホームページをご覧ください。
http://www.jypo.org

Q&A よくあるご質問

当直回数について教えてください

常勤の医師が20名以上在籍しているため、当直が難しい医師は免除されます。 ただ専攻医の先生は研修の一環でもあるため月に平均3-4回当直に入ってもらうことが多いです。

寮について教えてください

専攻医のための寮はありませんが、借り上げ式の社宅を用意することが可能です。

車で通勤することはできますか?

もちろん可能です。また当院の規定により交通費を負担いたします。

大学の医局に入らなくて問題ないですか?

当院の専攻医プログラムでは入局は必要ありません。また当院独自の同門会があり、 400名以上輩出しておりますので医局に入らなくても様々な先生と交流が持てます。

担当患者数はどのぐらいですか?

専攻医の熟練度に応じて変動しますが、平均して入院患者は10名前後となります。

精神保健指定医や専門医は取得できますか?

取得できます。当院では3年の研修終了の次年度以降に取得申請を行ってもらっております。 その際、指導医によるバックアップもさせていただきます。

外来を担当することはありますか?

研修の達成度に応じて希望する方は外来を担当してもらいます。 受け持った入院患者を外来で担当することができるため、より長期的な視点が養えることがメリットです。

勤務時間や残業はどの程度ありますか?

当院は8時半から17時20分が勤務時間となります。残業は基本的にございません。

休みはありますか?

週休2日制で、祝日、年末年始、夏季休暇、開院記念日が休日となります。

福岡県のシーリングで研修できなくなることはありますか?

福岡県はシーリングが厳しく、年々定員が減っております。 当院としては出来る限り専攻医の先生に不利益が生じないように臨機応変に対応していきますので、 詳細は直接お尋ねください。

専攻医修了後はどうなりますか?

きっちりと精神保健指定医や精神科専門医を取得していただきたいので、3年修了後も引き続き当院で働きながら資格取得を目指すこともできます。 その後についても各先生のご希望に応じて対応いたします。 研修修了後もスキルアップを目指し病棟医長として経験を積んでもらうこともあります。

指導体制はどうなっていますか?

当院ではマンツーマンで指導医に教育を担当してもらい、さらにスーパーバイザーや児童思春期や認知症の専門家、精神分析治療ができる上級医など多くの医師から指導を受ける形をとっております。

APPLICATION REQUIREMENTS 募集要項について

基幹施設都道府県名 福岡県
基幹施設名称 医療法人恵愛会 福間病院
プログラム名 福間病院精神科専門研修プログラム
プログラム内容 こちらのPDFファイルをご覧ください。
連携施設名 福岡大学病院、不知火病院、三愛病院、倉光病院、香椎療養所、山口県立こころの医療センター、道ノ尾病院、草津病院、田宮病院
研修年限 3年間
募集人員 3名
勤務時間 8時30分〜17時20分 週5日
給与 院内規定による
諸手当 通勤手当、研究手当、日直・当直手当、通勤手当
年次休暇 有給休暇12日、特別休暇5日、年末年始休暇4日、開院記念日1日
保険 健康保険、厚生年金、雇用保険に加入
応募資格 下記書類を、書類提出先までご郵送ください
応募書類 ・精神科専攻医申込書(当院規定様式)申込書ダウンロード
・履歴書(写真付)、医師免許証(写)、保険医登録票(写)
募集時期 2024年度の募集は、2023年8月1日(火)から開始
選考方法・合否発表 選考方法:書類選考後、応募者と相談の上面接日を設定し、面接を行います。
書類提出先 〒811-3295 福岡県福津市花見が浜1-5-1
医療法人恵愛会 福間病院 医局
※封筒に「専攻医応募書類在中」と記載し、簡易書留で郵送してください。
その他 ●病院見学は随時受け付けております。⇒病院見学の申し込みはこちら
●ご相談も随時受け付けておりますので、まずはお気軽にご連絡ください!
お問い合わせ先 TEL:0940-42-0145
E-mail:
病院見学・お問い合わせ

お電話での応募は 下川まで tel.0940-42-0145

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